安全衛生マガジン3月号
1.【日々安全】
安全3分スピーチ
【予備キー】
事業場診断の折、機械設備であれば必ずキーを確認します。
多くの事業場のキーに予備キーが付いたままになっていることが
多いからです。購入した機械のキーは必ず一つか二つ、本キーに
付いており、そのまま生産に移行して忘れられます。そしてそれは
不思議とも思われず工場の中の風景に溶け込んでいるのです。「予備
キーが付きっぱなしですね」と指摘すると、一瞬「それがどうした?」
と怪訝な顔で見られます。
家内が愛用していた自転車でスーパーに買い物に出かけた時の
ことです。留守番の私に電話が入り、「自転車の鍵を無くして困って
いる」とのよし。私の「予備キーはどこにあるの?」との問いに家内は
蚊の鳴くような声で「一緒になくしたの」。
私は「まさか!」と絶句しました、 常日ごろ、事業場で予備キーを
確認している張本人が“灯台下暗し”とはまさにこのこと、愕然としました。
予備キーが本キーに付いていたのです。
気を取り直して私は車で件のスーパーへ行き、キーの状態をみましたが
簡単には外れそうにもありませんでした。簡単に外れてはキーの役目を
しませんから当然のことです。そこで金鋸ならば切断可能と考え、購入し
切断を試みましたがてんで歯が立ちません。 結局、自転車を車に乗せ
購入したホームセンターへ行き、外してもらいました。金鋸と新しいキーで
トータル三千円と貴重な休日半日を費やしてしまいました。
私が事業場予備キーの話をする際、「本キーと予備を無くすとその機械を
稼働させることができず、しかも何とかしようと駆け回り、ケガをしかねませんよ」、
と強調するのは実はこのような裏話があったのです。
事事業場診断の際、指摘させていただくことはほとんど実体験によるものです。
聞いたり読んだ話では説得力が無いからです。現場をみる力というのはそういう経験に
基づいたことで学問以前の “この不安全行動、不安全状態を放置するといずれは
このような災害になる。だから今手を打とう”、という思いなのです。
「予備キーを付けっぱなしにしておくなんて、物づくりの基本ができていない!」と
家内の自転車の件はおくびにも出さず、今日も現場を歩いています。

奈本 勉氏談 安全衛生3分間スピーチ7 中央労働災害防止協会刊
2.【日々健康】
【昼休みの最適化】
「脳と身体をリフレッシュさせる外食ランチ」
最もお勧めの昼休みの使い方は、外食ランチです。
外食ランチは、最高の気分転換であり。脳のリフレッシュになります。
同じ場所にずっといると脳は疲弊してきます。しかし、場所を変えるだけで、
海馬の「場所細胞」は活性化するのです。
だから、「弁当を自分の机で食べる」というのはお勧めできません。せめてランチ
くらいは。自分のデスクから離れましょう。
ランチに出かけると、片道5分くらいは歩くことになります。最高の脳の
リフレッシュです。 記憶力、集中力を高めるドーパミンは、たった10分の
ウォーキングでも分泌されます。
「座り続ける」というのは。脳の働きを低下させ、全身の血流も悪化させます。脳にも
進退にも、すごく悪いのです。昼休みに5分、10分歩くということは健康と
午後からのパフォーマンスアップのために極めて重要なことです。
同僚や部下とランチするのもいいでしょう。
楽しいコミュニケーションによって、オキシトシンが分泌します。
オキシトシンはリラックス物質なので、リラックスはもちろん、リフレッシュ効果も
高めます。
「街中の公園にある自然に接する」
毎日外食ができない人は、近くの公園まで行って、弁当を食べるのもいいでしょう。
緑や青空などの自然と接することで、短時間で大きなリラックス効果とストレス発散効果が
得られる粗です。
フィンランドの研究では、1ケ月に5時間以上自然の中で過ごすだけで、ストレスが大幅に
軽減され、脳を活性化し、記憶力、想像力、集中力、計画性が向上し、うつ病の予防効果も
見られました、
重要なのはこれらの効果は大自然まで行かなくても、「街中の整備された公園」で得られる
ということです。
昼休みに時々20~30分、公園で過ごすだけで、「1ケ月5時間」はは超えるでしょう。
とにかく、昼休みは会社から外に出ることです。会社の屋上や中庭で弁当を食べるのも
いいでしょう。
「仮眠が仕事効率、注意力をアップさせる」
「午前中の仕事がハードで、昼休みはヘロヘロの状態だ」「このまま午後を乗り切れる気力、
体力がない」「睡眠不足で仕事中に眠気が出る」 という人には、昼休みの仮眠(昼寝)を
お勧めします。
アメリカのNASAの研究によると26分の仮眠によって、仕事効率が34%アップ、注意力が
54%アップしたそうです。
疲労回復のための適切な仮眠は、20分前後と考えられます。
逆に30分を超えると仮眠の効果が徐々に低くなります。
1時間を超える仮眠は、脳が深い睡眠に入ってしまうので目覚めた後の脳のパフォーマンスは
むしろ下がります。
また、1時間を超える仮眠は、認知症や糖尿病のリスクを高め、健康的にもマイナスです。
仮眠する時間はない、職場で仮眠しているとイメージが悪いなどの理由で仮眠できないという人は
顔を机に伏して目をつぶっているだけで良いのです。
目を閉じて、数分休むだけでも、仮眠に近い脳の回復効果が得られるといいます。
1分の閉眼仮眠なら、「昼休み」に限らず10分の休憩時間にもできます。
仕事中に、強い眠気が出た時にもお勧めです。
以上
「行動最適化大全」樺沢 紫苑著 KADOKAWA刊 より抜粋
3.【日々生活】
【どうすればうまく伝わるのか?】
「同じミスを繰り返す部下に対してどう話すか?」
「何度言ったらわかるんだ?」
あなたは同じミスを部下に対してイライラしたり、頭を抱えたりしてしまう
ことはありますか?
これも多くのリーダーたちの悩みとしてあげられることかもしれません。
リーダーはしっかり伝えたはずなのに、部下にはしっかり伝わっていない。
それは「伝えた」と「伝わった」が食い違っているのです。
多くのリーダー本で
「一度で伝わると思わないようにしよう。わかるまで繰り返し伝えるべきだ。」
という言葉を目にします。そういう意味ではリーダーは本当に根気のいる
ポジションだなと常々思います。
この悩みを軽くする3つのステップがあります。
- 「理解した内容を話させる」
まず一つめそれは
「理解した内容を相手に話させる」
ということです。
あなたはしっかり伝えたつもりでありであったとしても、相手はそれぞれの
理解があります。世の中は。一を聞いて十を知る人ばかりではありません。
聞いた一をしっかりと理解するまでに時間がかかる人もいます。
だからこそ「今伝えたことをどう理解した? 私に言ってみて」
と相手の口から発言するようにするのです。
そうすることで、相手の理解が間違っている場合は、もうちょっとその部分に
絞って丁寧に説明するようにしましょう。
- 「発表する場所を作る」
2つめが、「発表できる場所を準備する」ということです。
例えば、「この本を読んで明日のミーティングで内容を要約して10分で話して
ください」と言われると、読書に対する集中力は爆発的にあがります。
多少強引なようですが、人は自分の言葉で伝えるということを課せられたとき、
そのテーマに対して真剣に考えるようになるのです。
オンライン会議、会社のミーティング、コミュニティの発表会など、いろんな
発表の場があります。
そうした場所で発表する機会を、あらかじめ準備しているのとしていなのとでは、
人の成長速度はまったく変わります。
- 「教える立場を与えアウトプットさせ続ける」
人が一番学ぶとき。
それは「人に教える立場に立ったとき」です。
自分より下の人ができると、多くの人は小さなリーダー役になります。
いつまでも責任のない立場だと人はなかなか成長しません。
そうではなく、小さなチームでもいいので、なんらかの形を作り、その人に
なんらかの教える立場での役割を与えましょう。
その立場に立ったとき、例えば時分が親になったとき、はじめて親の
ありがたさを感じるように、人ははじめてリーダーの気持ちを理解できるように
なります。
教えるということは、つまり「自分の言葉で伝える」ということです。
インプット、アウトプット。
聞いてばかりではなく教えるということを通して自分の言葉になったとき。
人ははじめて理解できるようになるのです。
まとめ・・【「伝える」より「伝わる」にフォーカスする】
「リーダーは話し方が9割」 永松 茂久著 すばる会刊 より抜粋
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