安全衛生マガジン5月号

1.【日々安全】

【災害事例・・タンクの配管取付時、ボルト締め作業にて】

  1. 工事の概要
    化学工場の定期修理工事
  2. 作業の内容
    タンクの配管取付作業
  3. 被災者
    配管工、51歳、経験30年
  4. 発生状況

「化学工場の定期修理工事において、横型タンクの上部ノズルに、
新しい配管を取り付けていた。

地上2.5mメートルのフランジでボルト仮締めした後に本締めを
していた。

被災者は、地上1.9mの狭い機座の上に立ったが、足場の後方には
ベルトカバーが15cm高くなっていた。

本締めの際、右手で引き寄せたスパナがナットから外れバランスを
崩した被災者は、ベルトカバーに足を取られて、後方に半回転して墜落、
コンクリート床に後頭部に激突させた。」

 被災者は、安全帯をどこにもつけておらず、足元に障害物があり、
体勢が不安定であった。

本災害事例をもとに、

  1.  皆さんの職場における類似災害発生の可能性の有無
  2.  本災害事例における要因分析、対策、類似災害防止
    対策

を考察、議論して皆さんの安全活動に活かして頂ければと
思います。

2.【日々健康】

【アルコール飲料を飲むときは併せて同量の水を飲む】

 水を飲み胃結腸反射を誘発すれば腸の機能が麻痺するのを防げる

 お酒を楽しみ、しかもアルコールのダメージを最小限にするには、
「酒1杯に対して、水1杯の割合で飲む。」ようにすること。そうする
ことで、アルコールによる脱水を防ぐことができる。

 しかも、水を飲むことで消化器の麻痺を防ぐこともできる。過度の
飲酒によって副交感神経の働きが極端に低下すると、腸の機能が麻痺
する。その際、水を飲むことで「胃結腸反射」を誘発し、麻痺を予防
できる。

 ゆっくりでも腸が動いていれば、吐き気も怒らずに済むし、腸管が
動いていれば、副交感神経も刺激されるので、極端な低下を防ぐ
こともできる。

 お酒を飲みすぎると、気持ちが悪くなって吐いてしまうこともあるが、
それは、交感神経が興奮し、消化器の動きをつかさどる副交感神経の
働きが極端に低下することによって、腸が麻痺して動かなくなった
ことが原因。

 お酒の量と同量の水をしっかりと飲むということで、自律神経の
乱れからくる吐き気も、血管の収縮による頭痛や下痢、倦怠感など、
いわゆる二日酔いの症状も最小限にすることができるだろう。

つまみと一緒にアルコールを飲むと胃腸を保護できる

 水だけでなく、つまみも併せてとれば飲み過ぎ防止に
つながる。

 チーズ、ナッツ、豆腐、枝豆など豆類もおすすめ。

 つまみも発酵食品、上質なタンパク質や食物繊維を
中心に、よく噛んで食べればお酒も美味しく楽しいものに
なる。

以上

出典:「自律神経にいいこと超大全」
・・小林 弘幸著 宝島社刊より抜粋

3.【日々生活】

【分かってもらうことの難しさ】

 手術で二週間入院していた時のこと。小児科病棟に近いこともあり毎朝、
二~三才と思われる幼児の泣き声が聞こえてきます。処置室前の廊下に
さしかかった時、多分痛くてつらい治療中であったようで、子どもが
泣き叫ぶ声と同時に母親らしい声で「どうして分かってもらえないの!」と
叱っているようです。「分かってもらえない?」、果たしてそうでしょうか、
子どもにだって理解力はあるはず。「分かってもらえない」のはどこかに
問題がありそうです。

 子どもが何かしようとしてためらっていると、「こうやれば大丈夫」とか
「次はこうでしょう」と手や口を出す。失敗すると「だから言う通りにすれば
よかったのよ」などの言動は子どもの自立心を奪う結果になりかねません。

分かってもらうには、分からせる、分かるような教え方があります。

 翌日、そこを通りかかると少し離れた廊下に若いお母さん立っていて、
心配そうに中をうかがっている姿がありました。心を鬼にして外に出て
いるのでしょう。ここは我慢という時間が必要。と気づかれたお母さんは
すごいと思いました。

 一つの物事に集中している時、他のことには目がいかないことはよくある
ことです。同じものを見て聞いて、報告書に他の人と全く違っていたことを
書いてしまい、落ち込み、自分は一体何をしていたのかと思い知らされたことが
私にもあります。どれが「重要」で何は「捨てていい」かの判断力は日ごろから
信頼できる上司や先輩からの助言を素直に聴くことで高まっていくと思います。

 日ごろから感ずることですが、相手(子どもでも)によく理解してもらう
ためには、まず自分が深く理解することが必要なのです。ましてや安全衛生は
人間尊重、人の命にかかわる仕事「一人ひとりカケガエナイひと」を担って
私たちなのですから、伝える力はどうしたら得られるのか。相手の反応を見る
こと、顔を見ながら話すことなど自分なりの組み立てや努力が必要です。時には
とんでもない失敗をすることもあるでしょう。忍耐と我慢で安全衛生活動の
サイクルを根気強く回す努力で解決にこぎつけましょう。

 長い間、安全衛生一筋でやってこられた団塊世代と言われた諸先輩がリタイヤ
されました。先輩が遺した業績や安全文化をムダにしたくありません。活動の
マンネリ化を嘆く前にやり方を工夫し、方向を変えて前に横たわる問題を一つ一つ
クリアし解決していった先輩の手法を学び受け継いでいきたいものです。

 心を鬼にできない親は、子どもを育てられない。(アラブの格言)

出典:宮本 孝信氏談 「安全衛生3分間スピーチ7」 中央労働災害防止協会刊

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