安全衛生マガジン9月号
1.【日々安全】
【ベテランだからやってしまった大きなミス】
Aさんは、産業廃棄物の収集運搬や破砕処理を行っている会社の
ベテラン従業員でした。年齢も47歳と、仕事に脂が乗っていて、
現場担当の責任者として、人一倍責任感の強い努力家でした。
そのAさんにとって最近、嬉しいこと出来事がありました。それは、
一人息子のB君が工業高校卒業と同時に、お父さんの仕事を引き継ぎ
たいと、同じ会社に入社してくれたのです。
ところでAさんの会社が、ある日、川の堤防の下に、家電機器や
ふとん等が不法投棄されていて、困っているから撤去してほしい、と
市役所から要請を受けました。
そこで、Aさんは部下の作業員と一緒に出向くことになりました。
Aさんにとっては、やりなれた簡単な作業です。そのため、作業員の中に
息子のB君を入れて、現場での仕事の手順を見せてやろうと思いました。
Aさんたちは、トラックに小型の油圧ショベルを積んで現場に向かい
ました。トラックを堤防上の道路に止めて油圧ショベルを下ろし、大型の
家電製品からトラックに載せていきました。作業は順調に進み、二時間も
すると不法投棄されていた廃棄物はほとんど撤去することができました。
さあ、会社に帰ろうということで、油圧ショベルを操作していたAさんが、
最後に堤防の斜面から堤防上の道路に上らせ始めたその時でした。
アームをたたんでから旋回をして、上がるはずだったのですが、ベテランの
Aさんは、アームをたたむのと旋回を同時に行ってしまったのです。普段は
平坦なところでの作業が多いので、たたみ動作と旋回を同時にするという、
ベテランらしい省略動作をしてもどういうことはなかったのですが、このときは、
斜面での作業でした。
旋回動作でスイングしたアームが、斜面で車体を引っ張るようにゆっくりと
下に向かって行ったのです。車体はアームの動きにつれて斜面を大きく傾いた
と思うと、もんどりうって斜面で転倒してしまいまいました。
車体の下敷きになったAさんは誰が止めることもできずに即死でした。しかも
最愛の息子B君が見ている前で。
ベテランの作業者だったから、つい、「慣れ」でやってしまった動作が、最大の
不幸を招きました。ベテランだからかえっておちいる「わな」かもしれません。
心したいものです。
2.【日々健康】
【入浴上手は睡眠上手】
あなたにとって、お風呂の習慣は「ただの義務」になっていないでしょうか?
「時間がないから」「面倒だから」と、湯船には浸からず、シャワーだけで終わらせて
いませんか?
入浴をうまく活用することで、髪や体の汚れを落とすだけではなく、心と身体の緊張を
ほぐしてリラックスに繋げることができます。
人間には、交感神経と副交感神経という自律神経が備わっています。交感神経は頑張る
ときに作動する神経で、副交感神経はリラックスするときに作動する神経です。
つまり入浴を通していかに副交感神経を作動させるかがポイントになります。それが、
夜の快眠にもつながっていくのです。
長時間の残業をこなして、満員電車に揺られて帰宅した後しばらくは、まだまだ
交感神経が活発に働いていて、心も体も緊張・興奮状態が続いています。
このような状態では、ぐっすり眠れるはずもありません。
たかぶった交感神経を鎮め、副交感神経を優位にするためにも、積極的に入浴を活用
しましょう。
まずは、大前提として必ず湯船にお湯をため、しっかり浸かってください。
シャワーだけでも汚れ・不要な皮脂を落とすことはできるでしょう。
しかし、必要なのは入浴によって体の深部体温を上げること。シャワーだけでは、それは
できません。
お湯に浸か手体温を上げることで血流をよくすることはとても大切です。
血流がよくなれば、体中の細胞に必要な酸素や栄養をスムーズに届けることができます。
さらに、不要な二酸化炭素や疲労物質が除去され、新陳代謝がアップ。すっきりとリフレッシュ
した感覚を手に入れることができます。
何かしらの疾患で不可能な場合を除いて、半身浴ではなく、肩までしっかりお湯に浸かって
下さい。
海やプールに入ると、体が軽くなる感覚を経験したことがあるでしょう。
これはお風呂でも同じです。
浮力が働いて、普段、重力がガチガチになっている関節や筋肉を緩めることができ、
現代人の多くが悩む肩こりにも効果的なのです。
3.【日々生活】
「心が強く」なるのだったら占いに頼ってもいい!?】
頼れるものには、頼った方がいい。あなたが目指しているのは「一人でやりきる
こと」ではなく、問題が解決したり、仕事が上手くいくことなのですから。
今日は大切なプレゼン、デート、講演会。「第一印象をできるだけ良くしたい」
「うまく話が進みます様に」「相手に好感を持ってもらえます様に」という願いを
こめて、私はお守りを鞄に入れています。
ビジネスマンとして男として、お守りに頼るとは情けない。と思う人もいるかも
知れませんが、これ一つで心が強くなるのだったら、どんどん頼るべきだと思います。
基本的にベストを尽くすこと。「やりたいこと」を次々と実現するために、話し方を
磨き、人間性を磨き、目標をクリアにし、他人を尊重し、人生を豊かにしていくことが
私の目標です。
でも、人は不安とは完全にさよならできないものです。
「私には強い力がついている」と信じれば不思議と元気がわいてくるし、人間関係にも
クヨクヨしなくなるものです。
また、神社のおみくじをとっておいて、「戒め」や「励まし」の言葉を時折読み返したり
もしています。中でも特に「周囲に感謝していますか」「誠実さを忘れていませんか」という
教訓は、辛いときほど、心に染み渡り、パワーとなります。
以上
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9月1日は防災の日 関東大震災から100年の年です。
私たちは福岡西方沖地震、阪神淡路大震災、中越地震、そして、東日本大震災を
実経験として記憶に残しています。
これからも、南海トラフ地震が実現のものとして予想されています。
見えない未来に対して単に不安になるのではなく、身の回りのその時の危険を
予測し、リスクアセスメントするのが大切でしょう。
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